住宅建築現場で空の砲弾発見 仙台・宮町

9日午後1時45分ごろ、仙台市青葉区宮町1丁目の住宅建築現場で、作業員から「砲弾のようなものが見つかった」と110番があった。
 仙台中央署によると、作業員が地面を掘削中、さび付いた金属塊を見つけた。陸上自衛隊神町駐屯地(東根市)の不発弾処理班が午後6時すぎ、現地で回収した。
 陸自東北方面総監部広報室によると、金属塊は長さ約30センチ。旧日本軍などで使われた75ミリ榴(りゅう)散弾とみられ、火薬は入っていなかった。神町駐屯地で詳しく調べるという。
 現場はJR仙台駅から北に約1キロの事業所やマンションなどが立ち並ぶ一角。仙台中央署は通報を受けた後、周辺の住民に注意を呼び掛けた。近くに住む無職女性(70)は「閑静な住宅街で、よく通る道なのでびっくりした」と話した。

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