前田武志国土交通相は16日の閣議後会見で、7月末の着工分で終了した住宅版エコポイント制度について11年度第3次補正予算で財源を確保し、今年度中に復活させる方針を明らかにした。終了した制度では省エネルギー基準を満たした住宅の新築で30万ポイント(1ポイント=1円相当)を付与していたが、復活させる制度ではポイントを15万ポイントに半減させる方針。ただし東日本大震災の被災地は従来通り30万ポイントを付与する。
また前田国交相は、「省エネには既存住宅の改修が重要になる」と述べ、改修時に付与するポイントは、終了した制度と同じ上限30万ポイントを維持する方針を表明。耐震改修も対象に加える意向も示した。【三島健二】