高校総体ボクシング競技(岐阜・OKBぎふ清流アリーナ)は7日、全日程を終了した。閉会式では、開会式で登壇を見送られた全国高体連ボクシング専門部の佐藤秀行委員長が出席。チーム戦の成績を壇上で読みあげた。
関係者によると、佐藤委員長は日本ボクシング連盟の山根会長の意向で、1日の開会式には壇上に上がることができなかった。しかし、同連盟が山根会長を解任する方向で動き出したことを受け、出席可能と判断したとみられる。佐藤委員長の登壇は、山根会長の影響力が、短期間に低下した象徴的な場面となった。
1日の開会式では山根会長は病気で欠席し、連盟側は吉森副会長が代役であいさつ。閉会式にも山根会長の姿はなかった。関係者によると、暴力団関係者と過去に交際していたことを明かしたことで高体連側が態度を硬化させ、会場への出入りを禁じたという。連盟側代表として、閉会式でも吉森副会長があいさつした。