東日本大震災の被災地を自転車で巡る「ツール・ド・東北2014」(河北新報社、ヤフー主催)の参加者受け付けが10日、専用サイトで始まった。東京・六本木では、大会の「広報大使」「東北応援大使」の発表会があり、就任した3人が復興に向けた継続的な支援と参加を呼び掛けた。
広報大使に就任したのはモデルの道端カレンさん。東北応援大使にはパラリンピック陸上女子の佐藤真海さん(宮城県気仙沼市出身)と、元Jリーガーの中西哲生さんが就いた。
大使の就任発表で一力雅彦河北新報社社長は、「昨年は1300人が参加し、地元の方々にも好評だった。ことしも東北を全国に発信して大いに盛り上げたい」とあいさつ。宮坂学ヤフー社長は「復興の歩みと同じようにツール・ド・東北の内容を進化させていく」と抱負を語った。
就任発表には大会実行委員会名誉会長の村井嘉浩宮城県知事も出席し、「イベントを伝えるさまざまなメディアを通じ、被災地の現状や変化を全国、世界の方に見てもらえる機会になる」と意義を説明した。
大会は9月14日、宮城県石巻市の石巻専修大を発着点に行われる。気仙沼市中心部で折り返す新設の220キロのほか、170キロ、100キロ、60キロの各コースがあり、両市や宮城県女川町、宮城県南三陸町が舞台となる。募集人数は前回の倍の3000人で、応募は24日まで。応募者多数の場合は抽選。