佐賀知事、田村淳さん出演のTBS番組に抗議 鐘を批判

 佐賀県は26日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。

 政府の飲食店支援事業「Go To イート」について、県内では食事券の運用は変更しない方針を示した。

 会議では、健康福祉部の大川内直人部長が「県内の飲食店などでの感染はない」と説明した。県は「SAGAおいし~と食事券」は計60万冊で、現在は15万冊を超える程度として「ぜひ購入を」と呼びかけた。

 その後、県幹部たちは、TBS系の朝の情報番組「グッとラック!」に絡んだ話を始めた。番組では25日、県が国のコロナ交付金を使い、県庁に鐘を設けることなどを批判的に取り上げていた。司会をしていた危機管理・報道局の山下宗人局長が「一部報道で正しく伝えられず、県民に誤解を与えている」と発言。政策部の進龍太郎部長が、これまでの取り組みを色々と振り返るプレゼンをした。

 山口祥義知事は「コロナと闘っている県民の心を傷つけ、『希望の鐘』も傷つけた。抗議する。(出演しコメントしていたタレントの)田村淳さんも真実が分かれば、分かってもらえると思う」などと主張した。会議は約25分。うち番組に関しての対応時間は15分を超えた。(福井万穂)

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