栗原市栗駒の温泉施設「ハイルザーム栗駒」は24日から、恒例の冬季イベント「スノーランド イン ハイルザーム栗駒」を開催する。駐車場を特設会場にし、特大のかまくらや滑り台などを雪で設営し、冬の栗駒山の雰囲気を体感してもらう。3月22日まで。
駐車場には高さ4メートルのかまくら、全長25メートル、高さ6メートルの滑り台のほか雪像などを設置。夜間はライトアップする。
土日・祝日限定で、スノーシューを履いての森の散策や、スノーモービルの体験コーナーも例年通り実施する。スノーシュー体験では、同行するガイドがウサギやカモシカなど冬の動植物の生態を解説する。
「SM30型雪上車」の公開展示やデモ走行も行う。雪上車は南極観測隊が使用したのと同型で、岩手・宮城内陸地震により閉鎖した「いこいの村栗駒」で使用されていた。
このほか、栗原市の各総合支所にある入浴割引券を持参すれば、1枚につき5人まで1人500円で温泉施設を利用できる。そりなど遊具は借りられる。鈴木広之支配人は「かまくらや滑り台は昨年以上に大きくする。ぜひ楽しんでほしい」と呼び掛ける。
2月1日以降の日曜・祝日(3月21日を除く)は、栗駒総合支所発着で無料送迎バスを運行する。連絡先はハイルザーム栗駒0228(43)4100。