日本郵便は、A5ファイルサイズ・1キロまでの小さな荷物を送れる個人向け配達サービス「スマートレター」を4月3日にスタートする。180円の専用封筒を購入して荷物を入れ、ポストや郵便窓口から投函してもらうサービスで、「信書」も送付できる。
ライバルのヤマト運輸は、小型の荷物を郵便受けに投函する「クロネコメール便」を3月末に廃止する予定。メール便廃止であぶれたニーズがスマートレターに集まりそうだ。
スマートレターは、25×17センチ(A5ファイルサイズ)・厚さ2センチ・重さ1キロまでの荷物を専用封筒に入れ、切手を貼らずにポストか郵便窓口に投函すると、宛て先の郵便受けに投函するサービス。専用封筒は郵便局やコンビニエンスストアなどで180円で販売する。
「レターパックライト」(A4ファイルサイズ・4キロまでの荷物を360円で配送)と異なり、追跡サービスは利用できないが、信書を送付できる。
ヤマト運輸は、小型の荷物を郵便ポストに投函する「クロネコメール便」を3月末に廃止。メール便は信書を送付できないが、そうと知らずに信書を封 入した顧客が罪に問われるリスクを防ぐためとしており、代替サービスとして法人向けに「DM便」「ネコポス」と、個人向け「宅急便コンパクト」の両サービ スを4月にスタートする。