感染の拡大は俳優の業界にも大きな影響を及ぼしています。俳優や声優らへの実態調査で、仕事が減って貯蓄を切り崩したり借金をしなければならないと答えた人が80%近くいることが分かりました。
西田敏行さんが理事長を務める日本俳優連合のアンケートによりますと、回答した528人のうち78%が「2月以降にキャンセルになった仕事がある」と答えました。また、3月以降は「蓄えを切り崩している」「蓄えを切り崩しても足りないので、借金をする必要がある」と答えた人が80%近くいました。
日本俳優連合国際事業部長、女優・森崎めぐみさん:「業界がなくなってしまうかどうか以上に、生きていけるのかというところまできている。本当に危険だと思いました。個人個人ではどうにも立ち行かない問題なので、何とか国で考えて頂きたい」
今後の生活に不安を抱える人が多く、経済的な補償がないと「このままでは日本のエンターテイナーは消えていなくなる」と危機感をあらわにしている人もいました。