2月14日のバレンタインデーを約1カ月後に控え、今年は誰にどのようなチョコを贈るかを考えたり、情報収集を始めたりしている女性も多いのではないでしょうか。また、数年前からは、男性が女性にバレンタインチョコを贈る「逆チョコ」という習慣も生まれているようですが、どの程度根付いているのでしょうか。働く男女を対象に、バレンタインチョコの購入予定や予算などを調査しました。前年(2018年)に実施した同調査結果と比較してご紹介します。 この記事のデータグラフ集を無料ダウンロード TOPICS
- 働く男女のバレンタインチョコの購入予定、女性は78%で昨年より減少、男性は25%で微増
- チョコレートの贈り先は男女ともに「本命」が1位でそれぞれ6割超
- バレンタインチョコの平均予算は「3,400円」で2年連続ダウン
- 日本の義理チョコ習慣、男女ともに4割の人が否定的
働く男女のバレンタインチョコの購入予定、女性は78%で昨年より減少、男性は25%で微増
今年のバレンタインチョコの購入予定について聞いたところ、女性78%、男性25%が「購入する予定がある」と回答しました。昨年(2018年)の同調査と比較すると女性は7ポイント減です。一方男性は昨年より微増していましたが、直近3年間で大きな増減は見られませんでした。
チョコレートの贈り先は男女ともに「本命」が1位でそれぞれ6割超
バレンタインに贈るチョコレートには、贈る相手への気持ちや関係性によって「本命チョコ」や「義理チョコ」などいくつか種類があります。そこで、チョコレートを購入する人にどのような種類のチョコレートを贈る予定か聴取しました。
1位は男女ともに「本命チョコ」でそれぞれ6割を超えています。2位以降もそれぞれ同じ順に、自分への「ご褒美チョコ」、家族への「ファミチョコ」、職場の上司や同僚への「義理チョコ」、仲の良い友達への「友チョコ」と続きます。「本命チョコ」以外はいずれも男女で差があり、特に差が大きかったのは「義理チョコ」で22ポイントの差がありました。女性は様々な関係の人に贈る習慣があるのに対し、男性から女性に贈る“逆チョコ”では、「本命チョコ」がメインとなるようです。
バレンタインチョコの平均予算は「3,400円」で2年連続ダウン
今年のバレンタインチョコにかける予算を尋ねると、平均予算は「3,400円」で、2018年の同調査と比較すると、287円ダウンしました。男女別に見ると男性の平均予算は昨年よりやや増加していますが、メインの購入者である女性の減少率が大きく、全体では2年連続で減少となっています。
日本の義理チョコ習慣、男女ともに4割の人が否定的
最後に、日本における “義理チョコ”の習慣について調査した結果をご紹介します。
昨年、有名チョコレートブランドのバレンタインデー広告をきっかけに日本における義理チョコを贈る習慣の是非が話題になりました。そこで、1年たった今年、働く男女がこの義理チョコの習慣についてどのように考えているのか賛否を確認してみました。その結果、「無いほうが良い」43%、「あったほうが良い」26%、「どちらとも言えない」32%※1で否定派の方が多い結果でした。男女別に見ても傾向に違いはほとんど見られず、義理チョコを贈る習慣は男女ともに4割程度の人が否定的なようです。
※1:無い方が良い=「無い方が良い」「どちらかといえば無い方が良い」の合算、あった方が良い=「あった方が良い」「どちらかといえばあった方が良い」の合算
今年のバレンタインではメイン購入者である女性のチョコレートの購入予定や予算が減少傾向にあることが明らかになりました。一方男性はどちらも昨年からはやや増加傾向、直近3年間では同程度の数値が続いており、働く男性の約4人に1人がバレンタインデーにチョコレートを購入するという状況はある程度定着していると言えそうです。
また、昨年のバレンタインで話題となった日本の義理チョコの習慣については男女ともに4割程度の人が否定的という結果でした。義理チョコの習慣は主に贈る側となる女性だけでなく、男性もそこまで期待していないという現状が伺えます。