宮城県亘理町観光協会は11月3日、同町荒浜の産直施設「鳥の海ふれあい市場」で、町内の飲食店が提供するはらこ飯を一堂に集めたイベントを開く。「復活!元祖はらこめし味くらべ」と銘打ち、自慢の郷土料理を食べ比べられる初の試み。東日本大震災で被災した地域の復興に向け、観光客の誘致を目指す。
同協会は、観光キャンペーン「はらこめし満喫スタンプラリー」を11月30日まで展開中。3日のイベントには、ラリーに参加する15店が出店を予定。それぞれの折り詰めや弁当を販売し、食事ブースで味わうことができる。
購入者には荒浜産のサケを使ったちゃんちゃん焼きとあら汁各300食を無料で提供する。
同協会によると、同じ食材を使っても各店で調理法や味の濃さが微妙に違うという。担当者は「違いを舌で感じてもらう、またとない機会。実際に足を運んでもらい、復興に向かう亘理の姿も見てほしい」とPRする。
開催は午前10時~午後2時の予定。演歌歌手によるステージもある。連絡先は同協会0223(34)0513。