宮城県東松島市は東日本大震災で復興に向かう地域を支援・PRする「ふるさと復興大使」を、解散したダンスボーカルユニット「ZOO」のメンバーだったSATSUKIさん(45)に委嘱した。
SATSUKIさんは2012年から市内でライブを開いたり、定期的にボランティア活動をしたりしている。ノリ生産者らと触れ合い、担い手不足を実感し、若い女性に市内を訪れるよう呼び掛けるという。
市役所で24日にあった委嘱式で、SATSUKIさんは「復旧から復興に向かう今、ボランティアから一歩進んだ形でサポートしたい」と語った。阿部秀保市長は「被災状況を見てきた人がPR活動することで、震災の風化を食い止めることにつながる」と期待した。
復興大使は昨年12月に制度化した。任期は3年で、地元出身のお笑いコンビ「ニードル」の2人らに委嘱している。