国連は、「世界防災キャンペーン」(2010~15年)の一環として認定する先進的な防災都市「レリジエント(回復力のある)都市」に、東日本大震災で被災した多賀城市を選んだ。13日に国連国際防災戦略事務局(UNISDR)から承認証を授与される。
災害に強い都市に向けた活動と計画が審査される。震災の経験と教訓を国内外や後世に伝え、災害による被害を最小限にする「減災」への官民協働での取り組み が認められた。今後は、UNISDRから提供される世界各地域の防災情報を生かして、市の減災への取り組みを加速させる。
世界防災キャンペーンへの参加は、模範となる「ロールモデル(模範)都市」に認定された仙台市など、国内1県4市が既に認証を受けている。