これまで主に薬局でしか買えなかった風邪薬や鎮痛剤、すべてのコンビニ店で買えることになりそうです。気になる買い方をお伝えします。
■全コンビニ店“解熱剤”など解禁へ
コンビニでの市販薬の販売
60代
「緊急の時には24時間だから使うと思う」
50代
「自分の好きな時にもらえるのがいいなと。それがコンビニだったら、なおさらいいなと」
街行く人たちが興味津々なのが“コンビニでの市販薬の販売”です。
薬剤師などがいない店舗も可能に
これまでロキソニンなどの解熱鎮痛剤や胃薬など第1類から3類の市販薬は、薬剤師や登録販売者がいないと買えませんでしたが、厚労省は薬剤師などの資格を持つ人がコンビニにいなくても販売できるようにする方針を示したのです。
「法改正に期待」
株式会社ローソンデジタルソリューション推進部荻原肇部長
「お薬につきましては従前より差し迫った状況の中で、お客様がお薬を求めるニーズというのはあった。その期待にこたえられるという意味におきましては、法改正がなされることを大変期待しております」
利用者も歓迎ムードです。
60代
「働いていたりすると時間がない時、例えば夜行ったり朝行ったり、そういうことができれば、それはとてもいいと思う」
70代
「熱とかそういう時、家には用意しているけど期限が切れていたらすぐ欲しい。病院もやってなければ解熱剤とかせき止めとか必要かな」
60代
「急にのどが痛いとか、おなか壊したとか、そういう時(薬が必要)ですから行くかと思います」
■医薬品販売は全国でわずか0.8%
医薬品販売は全国でわずか0.8%
日本フランチャイズチェーン協会によると、今年8月末時点で、全国のコンビニおよそ5万7000店舗のうち、医薬品を販売しているのは432店舗、わずか0.8%です。
薬局がない自治体も
また、薬局がない自治体もあります。厚労省によると、2024年3月時点で、34都道府県、138町村に薬局がないということです。
「客がコンビニに薬を求めることある」
荻原部長
「急な体調の変化で客がコンビニに薬を求めることが多々ある。24時間営業しているコンビニが、その役目を担うべきだと考えている」
薬剤師らがいなくてもコンビニでの販売が可能になれば、夜間に発熱した場合や薬局が少ない地域での利便性の向上につながりそうです。