日本損害保険協会が2020年9月16日(水)、「全国交通事故多発交差点マップ」を更新。あわせて2019年で人身事故の多かった交差点のワースト10を発表しました。2019年の全国ワースト10交差点は次の通り(交差点名、所在地、年間人身事故件数の順に記載)。
・1位:難波交差点、大阪市中央区、23件
・2位:法円坂交差点、大阪市中央区、16件
・2位:東天満交差点、大阪市北区、16件
・2位:東山崎町交差点、香川県高松市、16件
・5位:湊町南交差点、大阪市中央区・浪速区、15件
・5位:弁天町駅前交差点、大阪市港区、15件
・5位:上本町6丁目交差点、大阪市天王寺区、15件
・5位:中沢町交差点、浜松市中区、15件
・9位:東新町北交差点、名古屋市東区、14件
・10位:緑町交差点、群馬県高崎市、13件
・10位:井尻六ツ角交差点、福岡市南区、13件
1位の難波交差点は、国道25号(御堂筋)と千日前通が交差しています。東西に走る千日前通は中央分離帯があり、上には阪神高速堺線の高架橋があります。2018年は16件で4位にランクインしていました。
日本損害保険協会によると、難波交差点は南北の歩行者・自転車の通行が多く、北(心斎橋)から東(日本橋)方向へ向かう車両が左折する際に停滞。土休日と朝夕の通勤時間帯に渋滞しているといいます。軽傷事故は23件発生。第一当事者の年代は、64歳以下が17人、65~74歳が2人、75歳以上が3人、不明が1人です。
「全国交通事故多発交差点マップ」は人身事故の半数以上を占める交差点や交差点付近での交通事故の防止・軽減を目的に、9月21日(月・祝)から始まる「秋の全国交通安全運動」に先立ち、全国の地方新聞社の協力を得て作成されたものです。
2008年度から毎年公表されており、都道府県ごとに人身事故が多発した交差点の特徴や事故の状況、要因・予防方策などが紹介されています。また、地図メーカーのカーナビデータにも事故多発交差点の情報として採用されています。