宮城県は3日、政府の観光需要喚起策「全国旅行支援」を11日に県内で開始すると発表した。現行の「みやぎ宿泊割キャンペーン」の内容を一部変更し、対象者を東北6県と北海道の在住者から全国に拡大する。期間は12月20日分まで。
交通費を含む宿泊商品は8000円を、交通費を含まない宿泊商品や日帰り商品は5000円を上限に代金の40%を割り引く。買い物などに使える地域限定クーポンは平日3000円分、休日1000円分を発行する。
利用には(1)宮城県民は新型コロナウイルスワクチン2回接種(2)県外在住者は3回接種(3)未接種者はPCR検査などによる陰性-の証明がそれぞれ必要となる。
県は「イベント割」「がんばろう!商店街事業」も11日から実施する。
イベント割は来年1月末までの予定。対象は感染対策を徹底した演劇や音楽ライブ、遊園地、映画、スポーツ観戦など。ワクチン3回接種者や陰性証明者のチケット価格から20%相当(上限2000円)を割り引く。
商店街事業は商店街や飲食店街、温泉組合などの催しや地元産品のブランド化、プロモーション制作といった活動の費用の一部を助成する。新規の公募を今月17日~11月7日に受け付け、審査を経て来年1月末まで事業を行う見込み。