全国豊かな海づくり大会 開催規模縮小、10月開催

石巻市を主会場として10月に開催する第40回全国豊かな海づくり大会の実行委員会は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、開催規模の縮小を書面で決議した。関連行事の会場変更、出席者の制限が柱。
 式典行事の会場は石巻市の石巻魚市場から、市複合文化施設「まきあーとテラス」に変更。県外からの招待者を大幅に削減し、参加者は当初の約3000人から約200人に絞る。
 天皇皇后両陛下による放流行事や海上歓迎セレモニーは、計画通り石巻漁港と石巻魚市場で行うが、出席者は3分の1に当たる約1000人まで減らす。
 大会前に行う予定だった歓迎レセプションは中止する。物販やイベントといった関連行事の会場は、仙台市青葉区の勾当台公園から西公園に変更する。
 宮城県全国豊かな海づくり大会推進室の菊池弘之室長は「東日本大震災に関する支援への感謝の思いを伝えられるよう、さまざまな形で情報発信に取り組んでいきたい」と話した。
 大会は当初、2020年9月に開く計画だったが、新型コロナの感染拡大で1年延期が決まっていた。

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