国際弁護士の八代英輝氏が10日、TBS系「ひるおび!」で、466億円でマスク2枚という、いわゆる“アベノマスク”対策について「これが今の日本の実力なんだなって」と語った。
番組では、全世帯に2枚配られる布マスク対策“アベノマスク”について、466億円もの費用がかかるという新聞記事を紹介。記事にはマスク1枚260円、これに配送やパッケージ代などが加わるとされている。
志らくは「466億円あったら、今悲鳴を上げている学童に予算を回すとか、もっと他に使い道あるだろう」と残念そうな表情を浮かべ「やっぱり矛盾してるのは、マスクは一律で配るわけですよ。なぜお金は一律で配らないのか。単純なことですよね」と語った。
八代弁護士も「確かに、こんだけ(費用が)かかっちゃったかとは思う」と苦笑し、「マスクが手に入らない方、高齢者とか結構いらっしゃるのは事実だと思いますが、日本郵政のシステム使って、でも空き家に届いてしまう分はどうするんだという問題もあって、いろいろこれは難しい局面にあると分かる」とコメント。
続けて「ただ感じるのは、感染症対策において、ここが今の日本の実力なんだなと改めて感じる」とも語った。マスク製作は中国に依存していたことから「中国の国内需要が高まって、輸入がままならない時には日本でなんとかしましょうというときは、これだけのお金かけて、この枚数しか用意できなかった。これが日本の実力」とも語った。
そして「次に同じ轍(てつ)を踏まないようにしないとと、強く思う」と強く訴えていた。