再生へ 今こそスイング 定禅寺ジャズフェスあす開幕

 第21回定禅寺ストリートジャズフェスティバル(実行委員会主催)が10、11日の両日、仙台市中心部の定禅寺通のケヤキ並木など、野外を主会場に開かれる。東日本大震災から半年という節目での開催となる今回のテーマは「音楽の星・地球~ここから~」。2日間で746組、約4900人が参加する。
 ステージ=図=は商店街や公園など青葉区と宮城野区の計45カ所。ジャズやゴスペル、ロック、ポップスなど、多彩なジャンルの音楽が演奏される。
 被災地からも多くのバンドが出場する。両日とも震災発生時刻の午後2時46分から1分間、全てのステージで、出演バンドが「A(ラ)」の音を奏で、聴衆とともに鎮魂と再生を祈る。
 演奏は午前11時~午後6時(一部会場は午後9時まで)。11日午後6時から勾当台公園市民広場で行うフィナーレでは、スウェーデンの歌手マルガリータ・ベンクトソンさん、仙台市出身のタップダンサー熊谷和徳さんら国内外で活躍するアーティストが登場。津波被害に遭った沿岸部のバンドなども出演する。
 雨天決行。両日とも正午~午後9時、定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城周辺の北側車線が通行止めになる。連絡先は実行委事務局022(722)7382。

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