再開6年目にぎわいを 海開き前に安全祈願 塩釜・桂島海水浴場

宮城県塩釜市の浦戸諸島の桂島で8日、桂島海水浴場の海開きの神事があった。出席者は20日からの開設期間中の無事と多くの海水浴客の来訪を祈った。
 住民や市、警察の関係者ら約20人が出席。前日にボランティアが清掃した砂浜に神職が清めの塩をまき、出席者が玉串をささげた。
 開設は8月25日までの午前10時~午後4時。遊泳区域は約150メートル、沖合まで60メートルとする。トイレやシャワー、脱衣所、休憩所、住民による売店を設ける。
 直径2メートル、高さ3メートルの円筒状バルーン(風船)を横にして中に入り、水上で遊ぶ「ビッグローラー」は昨年に続き東北の海で唯一導入。ビニールプールを備えたキッズエリアも設ける。
 桂島海水浴場は東日本大震災で被災したが2014年夏に再開し、6年目。来場者は17年度が天候不順で2257人、18年度は台風の影響で3815人だった。本年度の目標は5000人。内海粂蔵区長は「波が穏やかな海。船に乗り、旅気分で多くの人に訪れてほしい」と話した。

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