厚生労働省が20日発表した主要企業の2016年末の一時金(ボーナス)集計結果によると、平均妥結額は前年比0.02%増の83万609円だった。景気回復を背景に4年連続で増加し、08年末以来、8年ぶりの高水準となった。
産業別に見ると、旅行・宿泊業を含むサービスが訪日客の拡大を背景に39.68%増と大幅に伸び、建設なども2桁増だった。一方、鉄鋼は13.90%減、化学も5.53%減と落ち込んだ。
集計対象は資本金10億円以上、従業員1000人以上の労働組合がある企業のうち、妥結額を把握できた336社。