冬の仙台・秋保温泉、ランチで誘客 きょうから特別メニュー

 仙台市太白区の秋保温泉旅館組合は30日、加盟ホテルのうち8軒が、日帰り入浴客向けに特別メニュー「森の温泉ランチ」を1日から提供すると発表した。地場食材の魅力をPRし、利用客が減少する冬季の誘客拡大につなげる。
 メニューは各ホテルが独自に開発した。秋保地区で生産されている低農薬の環境保全米「清流育ち秋保米」と、宮城県産食材を使う点は共通。料金は一律2500円。来年2月末まで提供する。
 参加するホテルは、きよ水、クレセント、佐勘、ニュー水戸屋、岩沼屋、蘭亭、緑水亭、華乃湯。
 佐勘は、カニのちらしずしに秋保米を使う。きよ水は県産ブルーベリーのタルトを提供。クレセントはフランス料理で、地場産ニンジンのスープや秋保米のアイスクリームなどを開発した。
 各ホテルとも1日10~25食の限定で事前の予約が必要。年末年始は提供を休む。入浴料金は別だが、ランチ利用者には割引サービスする。
 佐藤勘三郎組合長は「豊富な地場食材と各ホテルの調理技術を生かし、遠方の宿泊客だけでなく近場の日帰り客にも秋保温泉の魅力を広めたい」と話している。
2010年12月01日水曜日

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