冬の使者ハクチョウの今季第1陣が9日、栗原市若柳の迫川に飛来した。全国有数の渡り鳥の飛来地である伊豆沼・内沼(栗原、登米両市)などで越冬する。
県伊豆沼・内沼環境保全財団がこの日午前6時半、コハクチョウの成鳥2羽を確認した。飛来は平年より1日早く、昨年と同日。
北極圏のシベリアから数千キロの旅を終えたコハクチョウ2羽は、やや疲れた様子で水を飲んだり、川底のえさをあさったりした。約30分後、伊豆沼方面へ向けて飛び立っていった。
ハクチョウの飛来は例年12月から1月中旬にかけてピークを迎え、約2万羽が県内で越冬する。