冬の鍋だけじゃない! しゃきしゃき「春セリ」味わって 宮城の22店でフェア

宮城県は今が旬の特産野菜「春セリ」をPRする飲食フェアを仙台市など県内の店舗で開催している。柔らかな新芽を摘んで出荷される希少価値の高い食材で、爽やかな香りとしゃきしゃきとした食感が特長。参加店がピザやサラダなど多彩なメニューで提供し、春セリの認知度向上と消費拡大を図る。5月19日まで。

ピザやサラダ、おくずかけなど提供 認知度アップ目指す

 フェアには仙台市内の16店、名取市内の3店、石巻市内の2店、南三陸町の1店の計22店が参加する。春セリと三陸産ホヤをのせたピザ(1200円)、釜揚げしらすやベーコンと合わせたサラダ(700円)、春セリと白石温麺(うーめん)を入れた伝統料理「おくずかけ」(850円)など、地域食材を使った各店オリジナル料理を提供する。

 県産セリは作付面積(2020年は26ヘクタール)、出荷量(同383トン)とも全国1位を誇る。「河北せり」や「仙台せり」は、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録されている。

 セリ鍋などで一般的によく食べられる「冬セリ」に比べ、茎や葉が柔らかい春セリは4、5月に収穫の最盛期を迎える。県内の限られた地域にしか流通しないため、知名度アップに期待がかかる。

 県食産業振興課の担当者は「春らしい味わいを知ってもらい、新たな需要をつくりたい」と話す。

 フェアの参加店は次の通り。
【仙台市】
 富貴寿司(青葉区)

 仙臺テラス(青葉区)

 大衆酒場 稲虎2(青葉区)

 うどん酒場 七右衛門 エスパル仙台店(青葉区)

 和食処 大ばん(青葉区)

 仙台朝市 大黒(青葉区)

 酒場 きょーしろー(青葉区)

 NOBATTE(青葉区)

 なごみだいにんぐ飛梅 クリスロード店(青葉区)

 ケヤキカフェ(青葉区)

 宮城の魚と赤酢のお寿司魚が肴 仙台PARCO2店(青葉区)

 おでんとおばんざい魔法のたまご(青葉区)

 仙台国際ホテル 中国料理「翠林」(青葉区)

 George(宮城野区)

 末廣寿し(若林区)

 旬魚・鮨の店 あら浜 あすと長町店(太白区)

【名取市】
 漁亭 浜や かわまちてらす閖上店

 cafemalta

 イタリアンバール primo

【石巻市】
 石巻バル Daccha

 Pizza&Wine タルタルーガ

【南三陸町】
 南三陸ホテル観洋 レストランシーサイド

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