冬ボーナス、平均88万円=大企業、5年連続プラス―経団連集計

経団連が25日発表した大手企業の冬のボーナスの妥結状況(最終集計)によると、支給額は妥結内容が判明した158社の組合員平均で前年比0.01%増の88万793円となった。プラスは5年連続。伸び率は低かったが、好調な企業業績を反映し、金額は1959年の集計開始以来、4番目の高水準となった。経団連は「賃上げの流れは継続している」(労働政策本部)としている。

このうち製造業は1.92%減の88万3238円、非製造業は6.16%増の87万3155円。製造業のマイナスについては「組合がボーナスより(賃金を底上げする)ベースアップの獲得を優先した」(同)影響とみている。

集計した20業種中、前年を上回ったのは電力、化学、ホテルなど8業種。妥結額が最も高かったのは、業績好調に加えて人手不足感が強まっている建設業(125万7353円)で、以下は食品(101万5996円)、自動車(97万1070円)の順だった。

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