秋田大は9日、本年度開設した北都銀行(秋田市)による寄付講座「<起業力>養成講座」の授業を始めた。昨年9月に両者が結んだ新戦略連携協定に基づき、起業家の育成と大学発のベンチャー創出による地域活性化が目的。
講座は毎週1回で2年間続く予定。全学年の学生と教職員のほか、秋田県内の他大学の学生も無料で聴講できる。県内外の起業家が講師となり、体験談を紹介する。
第1回は東日本大震災被災地の起業家や経営者を支援する一般社団法人MAKOTO(マコト、仙台市)代表理事の竹井智宏さん(40)が講演。竹井さんは「人口が少ないからこそ、誰もやっていない分野で起業するチャンスがある。まずは動くことが大事だ」と語った。