出展料無料、復興ＰＲを　東京駅前の催事場で参加者募集

森観光トラスト（東京）が運営する観光情報センター「ＴＩＣ東京」は、ＪＲ東京駅前に設けているイベントスペースの出展者を募集している。東日本大震災の復興支援の一環として、東北６県などの出展者は最大２日間、料金を無料にする。ＴＩＣは「東北の自治体や企業に、復興ぶりや観光のＰＲに役立ててほしい」としている。
　場所は丸の内トラストタワーＮ館前の森観光トラスト敷地内で、東京駅日本橋口の駅前広場の向かい。平日はビジネスマンやＯＬ、国内外の観光客、修学旅行生らが行き交う「一等地」だ。
　スペースは１区画３メートル四方で、６区画まで拡張できる。通常１区画１日当たり３万円の出展料は、東北６県と千葉、茨城両県の出展者は１日５区画、最大２日間無料とする。
　有料だった昨年は秋田、福島両県の観光団体がＰＲイベントを開催。ことしも東北産直協議会が毎月、「産直の会」を開くことが決まっている。
　ＴＩＣは「日本の玄関口・東京駅の前という立地を生かし、復興に向けた東北の力強い取り組みを発信してもらいたい」と話している。
　募集期間は来年３月末までで、状況により延長も検討する。テントや陳列棚などの備品を使用する場合は別にレンタル料が必要。連絡先はＴＩＣ東京０３（５２２０）７０５５。