分別・清掃ごみシュラン 優良5ヵ所に五つ星 仙台市

 仙台市はごみの分別に関する診断で、市内二つの町内会のごみ集積所計5カ所を模範的な「五つ星」に認定した。家庭ごみへの資源物混入に歯止めをかける「緊急分別宣言」キャンペーンの一環。評価を受けた集積所には早速、認定証が掲示された。
 集積所診断は今月始まった。市環境局の職員が町内会の要請を受けて出向き、ごみの適正な分別や清掃状況などの項目を計4回点検し、最高五つ星で評価する。
 これまでに最高評価を受けた集積所は宮城野区の宮城野町会の2カ所と、太白区袋原地区の平淵町内会の3カ所。
 このうち約370世帯の平淵町内会に対しては27日、市の担当者が袋原コミュニティーセンターで認定証を贈呈した。同町内会はネットで集積所を囲うなど、ごみの飛散防止に工夫。清掃当番の日程表を張り出して住民の意識も高めている。
 贈呈された認定証は縦15センチ、横20センチでアクリル製。集積所に掲げた平淵町内会会長の山口義晴さん(63)は「住民の積極的な分別や清掃活動の成果が、認められてうれしい」と話した。
 家庭ごみに混入するリサイクル可能な資源物の割合が東日本大震災後、仙台市で急増。こうした事態を受け、市はキャンペーンの展開を決めた。集積所診断は市内約1万9000カ所のうち100カ所ほどでの実施を見込む。

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