初の一戸建て・長屋タイプ 気仙沼で災害住宅着工式

気仙沼市が計画する災害公営住宅整備事業で一戸建て・長屋タイプの初めての着工式が20日、同市階上1工区の建設予定地であった。市内の工務店などでつくる一般社団法人「気仙沼地域住宅生産者ネットワーク」が建築を担い、2016年10月までに15地区で計約820戸を完成させる。
 同市長磯浜の造成地であった式には菅原茂市長らが出席。生産者ネットワーク代表理事の熊谷敬一郎クマケー建設社長(51)が「確かな品質で住宅を引き渡せるよう、業者間で緊密に連携していきたい」とあいさつした。
 階上1工区は、同市長磯浜に一戸建て20戸、長磯七半沢に一戸建て37戸と長屋19戸を建設する。いずれも木造平屋で建築面積55~80平方メートル。完成は15年3月の予定。
 生産者ネットワークは木材供給や建築、設備工事に携わる93社・団体で構成。市と協定を結び、集合住宅タイプを含めた災害公営住宅約2200戸のうち、一戸建て・長屋を建築する。グループ化することで、建築資材が確保しやすくなるメリットを生かす。

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