今年の少子化白書がまとまり、第1子を出産した母親の平均年齢が初めて30歳を超えるなど、「晩婚化」や出産の高齢化があらためて指摘されました。
25日に政府が閣議決定した今年の少子化社会対策白書によりますと、2011年の平均初婚年齢は夫が30.7歳、妻が29.0歳と、それぞれ前の年より0.2歳上昇しました。
第1子を出産した母親の平均年齢も2011年に30.1歳と、初めて30歳を超えました。これは1980年の26.4歳と比べると、3.7歳も上昇しています。
また、未婚者のうち、「一生結婚するつもりはない」とする男性は2010年の調査で9.4パーセント、女性は6.8パーセントと、いずれも過去最高となっています。
内閣府は「経済的な理由から結婚や出産に踏み切れない人が増えているのではないか」と分析しています。(25日13:13)