カキ養殖を中心とする利府町赤沼の浜田漁港で、取れたてを焼いて振る舞う「カキ焼処(やきどころ)」が11月29日、同漁港内に新装開店した。早速、常連客が訪れ、真新しい店内で熱々のカキを頬張った。
「カキ焼処」は浜田カキ生産組合が手掛ける。県が計画する漁港への防潮堤建設を見据え、新店舗は旧店舗より内陸に3.6メートル移動させた。
来店客が海を見ながらカキが味わえるように店の床の位置を1.5メートル高くして、店内の面積も約60平方メートルと以前の2倍に広げた。
組合代表の桜井俊一さん(77)は「カキの生育も年々回復している。多くの人の協力のおかげで開店できた。助け合い、頑張りたい」と話した。
午前10時~午後3時で無休。連絡先は022(365)3515。