力の蓄積、大震災前の水準 東北沖、筑波大など分析

 東日本大震災の震源となった東北沖のプレート境界面周辺では、断層面などにかかる力の蓄積状態が、震災前の水準に戻った可能性があると、筑波大などのチームが3日付の英科学誌電子版に発表した。巨大地震の原因となり得るという。

境界周辺の長さ約千キロの地域で、過去約15年に発生した地震の規模(マグニチュード)と発生頻度の関係を分析し、これから計算できる数値から力の蓄積状態を推定できることを突き止めた。

地震の原因となる蓄積状態は、大震災で一時的に力が放出されたものの、2~3年で元の水準に近づいていることが判明。

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