イトーヨーカ堂は3日、吸汗や消臭機能に優れた、春夏向けの機能性肌着「ボディクーラー」シリーズを4日から、全国のイトーヨーカドー160店舗で発売すると発表した。生地に加齢臭や黄ばみを抑える新機能を備えたほか。デザインにもこだわった。
婦人用のほか、紳士用、子供用のシャツやキャミソール、靴下など計170アイテム。価格帯は300円台から1000円以内に抑えた。取り扱い店舗数は4日の約50店から徐々に増やしていく。6月下旬までに、計約1000万枚の販売を見込む。
消費者の声を反映し、従来の「吸水速乾」や「消臭」機能に加え、紳士用では生地に特殊加工を施し、加齢臭を抑制したり、汗による黄ばみがつきにくくした。婦人用では、「見せる肌着」の人気が高いことから、プリント柄やレースを使い、デザインにこだわった。
昨年は同種の機能性肌着47アイテムを販売し、425万枚を完売した。同社では「春夏向けの機能性肌着の市場規模は、保温性を生かした秋冬向けと比べ半分以下だが、拡大の余地がある」とみている。