新型肺炎による中国本土の死者は、1000人を超えた。
中国の保健当局は、死者数は10日の1日で108人増え、1016人となり、感染者は4万2638人になったことを明らかにした。
こうした中、状況が最も深刻な武漢市の当局は11日未明、全ての集合住宅地などを封鎖し、住民の外出を厳しく制限する方針を発表した。
住民の移動制限は、北京でも今週から始まっていて、取材した集合住宅では、出入りする際には、検温や消毒をすることを求められる。
また、北京でも敷地から出ることを事実上禁止にしている集合住宅もあり、当局は、感染拡大防止策を更に強化している。
一方、新型コロナウイルスの感染者を乗せている可能性があるとして、日本政府が入港しないよう要請していた香港発のクルーズ船「ウエステルダム号」は、タイの港に向かっていたが、タイの保健相は、入港を許可しない方針を明らかにした。
「ウエステルダム号」には、日本人5人が乗船している。