北朝鮮国民も「クラプトンを…」 米高官、ツイッターで将軍様に開放呼び掛け

 【ワシントン=犬塚陽介】「親愛なる指導者自身も、もう少し外に出れば得るところがあるのに」-。
 クローリー米国務次官補(広報担当)は16日、自身の短文投稿サイト「ツイッター」に北朝鮮の金正日総書記の次男、正哲氏がシンガポールでロック歌手、エリック・クラプトンさんのコンサートを訪れたとの報道について投稿。北朝鮮に引きこもりがちな金総書記も息子に倣って国外に出るよう促した。
 クローリー次官補は「金正日の息子がシンガポールで、エリック・クラプトンのコンサートに行ったって?」とつぶやき、金総書記にも世界とのかかわりを深めるよう促した。
 さらに、「金正日が北朝鮮の開放を妨げねばならないものは何もない」とし、北朝鮮が開放されれば「国民がクラプトンを楽しみ、もっと食べ物を得られるかもしれないのに」と述べた。
 クローリー次官補は16日の記者会見で、北朝鮮への食糧支援の必要性やその効果について「情勢を注視している」と語っていた。

タイトルとURLをコピーしました