今日(17日)の午前0時52分に、北海道大雪山系黒岳の標高1900メートルの場所にある黒岳石室にて、初雪が観測されました。(株)りんゆう観光(大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ)による独自観測で、1974年からの記録では最も早い記録となりました。
これまでの記録を4日更新
今日の北海道付近は、大雨のピークは超えたものの、広く雨が降っており、上空の寒気の影響で各地の気温も低くなりました。アメダスによる観測では午前7時までに道内では最低気温が3地点で一桁となり、上川地方の上川でも9.9度を観測しています。
標高の高い所ではさらに気温が低く、大雪山系黒岳の山頂から700メートルほど歩いた標高1900メートルの場所にある黒岳石室という避難小屋では、午前1時頃には0度くらいまで気温が下がりました(現地の温度計による)。
その結果、降っていた雨は雪へと変わり、辺りにうっすらと白く積もるほどになりました。(株)りんゆう観光(大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ)による独自観測ですが、黒岳での今シーズンの初雪となりました。
1974年からの記録の中では、2002年に記録した8月21日の午後5時26分を更新して最も早い記録となりました。
気象台などによる初雪や初観測は今シーズンに入ってからまだなく、独自観測ではありますが、北海道にとっても今シーズン初めての雪の便りとなりました。
週末にかけて気温低め
今日の日中も寒気の影響で各地で気温は低く、最高気温は20度以下にとどまる所が多くなります。
明日(18日)以降は次第に気温が上がりますが、明後日(19日)にかけては平年より気温の低い状態が続きそうです。
寒気の底は抜ける見込みで、明日以降はしばらく雪はなさそうですが、体調管理や農作物への影響などには今後も注意が必要です。