北海道とヤフーは29日、連携と協力に関する協定書に調印したことを発表した。「道政情報などの発信」「防災・災害対策」「北海道経済の活性化」などの分野で協定を結び、順次課題解決に取り組む方針だ。
地域住民が必要な情報を素早く取得できるよう、対象者のYahoo! JAPANトップページ(スマートフォン版・タブレット版)に、道庁や道内自治体の情報を掲載する初の試みを開始する。また「Yahoo!検索」で日々調べられる検索ワードを分析し、導き出された道内の検索傾向などを、道庁が道政情報などを発信する際に役立てる。画面デザインの最適化も行う。
またYahoo! JAPANが全国の自治体と締結を進めている「災害協定」を道庁とも締結。災害時には道庁ホームページの一時的な複製を公開し、Yahoo! JAPANから誘導することで、道庁ホームページへのアクセス負荷軽減を図る。また避難所情報をあらかじめアップロードし、「Yahoo!地図」上で避難所を探せるようにする。
そのほかにも、「Yahoo!ショッピング」での「北海道ご当地モール」開設、Yahoo!社員食堂「BASE6(ベースシックス)」のランチタイムおよびディナータイムでの道産品採用、道内自治体職員向けの広報技術研究会への講師派遣など、さまざまな案件について、両者で実施する。