北海道なのに吹雪じゃない…吹き荒ぶ”砂嵐” 高速道路も通行止め 記録的雪不足が影響

北海道東部・十勝地方で2020年1月6日、高速道路など2路線が視界不良のため相次いで通行止めとなりました。原因は季節外れの砂嵐でした。記録的な雪不足が原因とみられます。

 音更町では、上空が白くかすみ、数百メートル先の道路の状態が分かりずらいほどの視界不良。原因は強い風で巻き上げられた砂でした。

北海道東部の衛星写真でも砂嵐が確認できる(赤線部分) 衛星写真でも”砂嵐”はっきり

 この砂嵐は衛星画像にも。赤茶色の砂が海の方向に流れていく様子がはっきり確認できます。

 十勝地方では1月6日、10メートル近い風で、砂が巻き上げられ、帯広広尾自動車道の一部区間が午前10時20分過ぎに通行止めに。

 さらに道東自動車道でも芽室ー池田間の上下線が正午ごろから通行止めとなりました。

道路も砂嵐で視界不良(北海道音更町、2020年1月6日午後1時ごろ) 原因は記録的雪不足…畑露出

 例年はこの時期、一面、雪に覆われているはずの十勝地方ですが、記録的な雪不足で畑が露出したことに加え、乾燥して砂が舞い上がりやすい状態だったとみられています。

 通行止めは午後2時過ぎに解除されましたが、警察やNEXCO東日本などでは、強風時の運転には十分に注意するよう、呼びかけています。

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