北海道北見市の展示会、感染者10人が参加 「クラスター」の可能性

感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、北海道は2日、道内で同日までに確認された感染者のうち3人について、北見市で感染者集団(クラスター)の発生が疑われている生活関連商品の展示会の参加者だったことを明らかにした。

 この展示会に参加していた感染者は計10人となった。

 道の担当者は「10人が同じ展示会で出たので、一つのクラスターではないかと考えている」と述べた。

 この展示会は北海道北見市の貸会場で2月13~15日に開催。会場関係者によると、約700人が参加したとみられる。道によると、1日までに参加者7人の感染が確認され、うち4人が札幌市から訪れていたことが判明している。

 新たに参加者と分かったのは、いずれも北見市在住で、感染が1日に確認された40代の男性会社員1人と、2日に確認された60代の自営業の男性2人。10人の感染経路などが分かっておらず、道や国の専門家チームが調査を急いでいる。

 道内では2日、展示会に参加していた2人のほかにも、オホーツク地方に住む50代の男性会社員と旭川市に住む40代の女性看護師、札幌市に住む50代の男性会社員の感染が確認されている。道内の感染者は計77人となった。

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