北限のシラス、今季初の水揚げ 本格操業5年目

宮城県名取市閖上東の閖上漁港で6日、「北限のシラス」の初水揚げがあった。閖上以南の県沖での本格的なシラス漁は5年目に入った。
 出港したのは県漁協仙南支所・閖上の漁船2隻で、仙台空港(名取市、岩沼市)沖などで操業した。初日は銀色に輝くシラス約530キロが水揚げされ、閖上魚市場での入札の結果、1キロ当たり2340円の最高値が付いた。
 入札に参加したマルタ水産(名取市)の相沢太専務(37)は「思ったより水揚げがあり、滑り出しはまずまず。シラスは甘みがあっておいしい」と話した。
 閖上漁港では昨年のシラスの水揚げ量は約130トンと、前年の2・3倍に上った。地元水産業界は「北限のシラス」として特産化に取り組んでいる。

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