千葉で出荷鶏卵から基準値超す薬品検出 飼料に混入か

千葉県は24日、同県山武市の養鶏場で出荷された鶏卵から、食品衛生法の基準値を超す残留医薬品を検出したと発表した。この養鶏場に対し、7月21日に出荷した10個入り90パックと、同月22日に出荷した無包装の約950キロの製品の回収を指示した。県は、検出された数値は「人に健康被害を及ぼすレベルではない」としており、現時点で健康被害の報告はないという。

県によると、検出したのは「スルファモノメトキシン(サルファ剤)」という動物用医薬品で、基準値(0・01ppm)を超す0・14ppmを検出した。動物の抗菌などの効能があり、飼料に混ざっていたものとみられる。

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