千鳥ケ淵の「億ション」全22戸が即日完売 競争率も5倍超の人気

三菱地所レジデンスは17日、全戸が価格1億円以上の「億ション」として、9月上旬から販売を始めた「ザ・パークハウスグラン千鳥ケ淵」(東京都千代田区)について、分譲販売した22戸すべてが即日完売したと発表した。
 このマンションは、全戸が「億ション」という珍しい物件で、1坪(約3.3平方メートル)当たりの平均販売価格が800万円前後。2008年のリーマン・ショック後に売り出された新築マンションとしては、坪単価が「国内最高額」(三菱地所)という。
 全73戸のうち、今回販売された22戸(住居面積約72~179平方メートル)の価格帯は1億6000万円~5億4200万円。22戸すべてに買い手がつき、競争倍率は平均で5.09倍。物件別の競争倍率は、1億6900万円の1LDKが13倍、最高値(5億4200万円)の3LDKが10倍だった。
 抽選に参加した人の7割以上が「50代以上」(同社)といい、主に弁護士や医師らの高給層が参加したとみられている。

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