半導体製造工場の建設が事実上白紙に 建設予定地の宮城・大衡村で落胆の声

宮城県大衡村への半導体製造工場の建設事業を共同で進めていた台湾の半導体大手PSMCと日本の金融大手SBIホールディングスとの提携解消を受け、28日、大衡村では落胆の声が聞かれました。 【写真を見る】半導体製造工場の建設が事実上白紙に 建設予定地の宮城・大衡村で落胆の声 提携解消の発表から一夜明け、工場建設の予定が事実上白紙となった大衡村では、地元の人たちから落胆の声が聞かれました。 大衡村民 「非常に残念。新しい道路も出来ると言っていたので」 大衡村で働く人 「トヨタが来て、次にと思ったからショックというか驚きですね」 台湾のPSMCとSBIホールディングスが大衡村に建設予定だった半導体製造工場を巡っては、PSMCが事業継続を見送る判断をしたため、27日にSBIが提携解消を発表しています。 大衡村の小川ひろみ村長は「大変残念」としたうえで「SBIホールディングスが事業計画の継続方針を示しており、前向きにとらえ連携を図りたい」などとコメントしています。

東北放送

「にわかに信じられなかった」知事も衝撃 台湾半導体PSMCとSBIが提携解消 工場進出白紙に〈宮城〉

宮城県大衡村で半導体工場の建設計画を進めていた台湾のPSMCとSBIホールディングスが提携を解消することが分かりました。これにより現時点で半導体工場建設の見通しは事実上の白紙となります。 台湾の半導体大手PSMCとネット金融大手のSBIホールディングスは去年10月、提携を結び、大衡村に新たな半導体工場を建設すると発表しました。投資額は約9000億円が見込まれ、来年着工する予定でした。 こうした中、SBIホールディングスによりますと、業績が悪化するPSMC側から「事業継続が困難になり見送りたい」と通知があったということです。 これを受け、SBIホールディングスはPSMCをパートナーに事業を継続することは困難と判断し、提携を解消することを決めました。SBIホールディングスは「複数の事業者と引き続き協議、検討する」としています。 また、村井知事は「にわかには信じられなかった。大変残念で大きな衝撃を受けている。引き続き関連産業の誘致に取り組んでいく」とコメントしています。

仙台放送

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