南三陸の雇用支援 コメと薬草セット発売 アミタHD

環境関連事業を手掛けるアミタホールディングス(HD、京都市)は、宮城県南三陸町産のササニシキと、粉末状にした薬草の一種トウキのセットを7日に発売する。トウキは津波の影響で仕事を失うなどした地元の住民に生産を委託した。
 復興支援活動「未来の種プロジェクト」の一環で、1セット3000円。インターネット通販の「らでぃっしゅローソンスーパーマーケット」(東京)を通じ、計330セットを限定販売する。
 ササニシキ2合を5パックとトウキの瓶詰(10グラム)を箱詰めし、生産者のメッセージカードなども添える。傘下のアミタ持続可能経済研究所(東京)の事業として行う。
 ササニシキは協力する地元の生産者が20アールで、農薬と化学肥料を使わずに栽培。トウキは地元の5人がつくる「入谷エンジェルズ」が13アールに作付けした。漢方にも利用される薬草で、セロリのような香りがあり、冷ややっこやパスタなどの薬味に合うという。
 同社は南三陸町で間伐材の利用など地域資源を生かす復興支援に取り組んでいる。広報担当の共感資本チームは「商品販売などを通じ、被災地の継続的な雇用を生み出したい」としている。
 連絡先はアミタ持続可能経済研究所03(5215)8266。

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