南三陸産のギンザケ使用、支援のおにぎり登場 ローソン

ローソンは、宮城県南三陸町志津川湾で養殖されたギンザケの切り身を具に使ったおにぎり「直巻(じかまき) 銀乃すけ」を20日に発売する。ローソンストア100を除く東北の全店で扱う。155円。
 「銀乃すけ」は水産加工の行場商店(南三陸町)の登録商標で、地元の漁業者4人から仕入れ、加工、出荷するギンザケに使っている名称。ローソンは今年夏までに水揚げされ、冷凍加工された切り身計5トンを仕入れる。おにぎりは計15万個を販売する予定。
 同町のギンザケ養殖は東日本大震災の津波で大きな被害を受けた。出荷は今春に再開したが、チリ産サケに市場を奪われるなどしたことから、ローソンは販路の確保支援として、おにぎりへの活用を決めた。
 同社は「養殖ギンザケの復活を応援したい」と説明する。行場商店は「ギンザケの良さを東北各地の方々に再認識してもらうきっかけになる」と期待する。

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