宮城県南三陸町は17日、8月1日に海開きを予定していた同町志津川のサンオーレそではま海水浴場の開設を中止すると発表した。県内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、町の感染防止対策ガイドラインに基づいて決めた。
入場制限などの対策を講じて8月1~16日に営業する予定だったが、仙台市で今月16日、クラスター発生が確認されたため、取りやめた。県内でのクラスター発生はガイドラインに定めた開設中止の要件だった。
佐藤仁町長は「海水浴を楽しみにしていた人には申し訳ないが、感染拡大が懸念される状況で開設はできない。来年は海開きができるよう、ウイルスの収束を祈りたい」と話した。
県内では今季、13海水浴場が開設を予定していた。新型コロナの影響で既に12カ所が開設を断念し、営業する海水浴場はなくなった。