南原清隆(46)にとっては予想外の展開だ。南原はお昼のバラエティー番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ)の司会を担当。視聴率は5%前後とやや苦戦している。
「この番組は20代前後からがメーンターゲットで、3月まで放送していた『DON!』よりも視聴率が低くなっている。そこでGW明けに早くも“1年持つのか”“テコ入れが必要”と囁かれていました」(日本テレビ関係者)
実際、打ち切り説もあったが、夏過ぎからなぜかCMスポンサーが激増して状況が一変したという。どういうことか?
「番組がピンポイントでターゲットとしている年代の女性層が熱心に見ていることがわかったのです。実際、番組で紹介した店には翌日には客が殺到し、商品がバカ売れするため、スポンサーの反応がすこぶるいい。視聴率は低いが、広告収入が見込めるため番組の局内評価も上がったのです」(広告代理店関係者)
たとえば、夏以降に番組についたスポンサーを見ても、クリーニング用品などを扱う「SC Johnson」、家庭用品メーカー「P&G」、健康食品メーカー「HRK」など視聴者層にマッチした企業がズラリとか。
「現在はCMの放送時間を長くするため、番組の放送時間を2分ほど短縮。広告出稿したい企業は枠が空くのを待っている状態です」(前出の広告代理店関係者)
こういう戦略を業界では“コアターゲット作戦”というそうだ。これなら視聴率の低さに目をつぶっても十分にお釣りがくるわけだ。
ナンちゃんはいてもいなくてもいい気がするが、結果的にモッケの幸い。