南東北3県、観光タッグ ポスト「仙台・宮城」DC

宮城県や仙台市などでつくる仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会は18日、4~6月に県内で展開する「仙台・宮城『伊達な旅』春キャンペーン2014」の概要を発表した。県内外向けにPRを強化し、バスツアーなどを企画する。東日本大震災で落ち込んだ観光客数の回復という共通の課題を抱える山形、福島両県とも連携し、広域的な観光振興を目指す。
 昨年4~6月の仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)に続く「ポストDC」と位置付け、花見や食、復興ツーリズムなどを柱に運動を展開する。
 ガイドブックを30万部作製。JR東日本の主要駅で配るなどして首都圏からの誘客に力を入れる。スマートフォンやタブレット端末の専用アプリでガイドブックの写真を撮影すると、動画が見られるサービスも始めた。
 バスツアーでは、バス会社が市町村の提案を受け、仙台駅発着で日帰りの37コースを商品化した。期間限定で運行する。
 広域観光の促進を目指し、同じ時期に福島でプレDC、山形で6月14日にDC本番が始まるのに合わせ、両県のキャンペーンをガイドブックで紹介する。仙台駅発着で両県に足を延ばすバスツアー(各2コース)も企画した。
 推進協議会会長の村井嘉浩知事は18日、宮城県庁で記者会見し「昨年のDCは大成功。今回は他県と連携し、2度、3度と訪れてもらえる運動にしたい」と話した。

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