政府の地震調査委員会は13日、国内で可能性のある地震の最新の発生確率(1月1日現在)を公表し、南海トラフで今後40年以内にマグニチュード8〜9級の地震が発生する確率を、前年の「80〜90%」から「90%程度」に引き上げた。
周期的に発生する地震の場合、地震が起きていない期間が長くなるほど発生確率が上がる。一方で10年以内では「30%程度」、30年以内では「70〜80%」の発生確率とし、各評価を前年のまま据え置いた。
東京大学名誉教授の平田直・委員長は「日本は世界的にみて地震が起きやすい場所だ。どこで起きてもおかしくないので備えを進めてほしい」と話している。