博報堂DYホールディングス(HD)が13日発表した2010年3月期連結決算は、売上高が前期比11・3%減の9170億円と2年連続の減収となる一方、最終損益は12億7700万円の黒字(前期は32億7700万円の赤字)で、2年ぶりに黒字転換した。
09年度の総広告費が前年度比で2けたのマイナスと厳しい環境が続いたが、コスト削減に努めた。
11年3月期の業績予想は、広告市場が緩やかに回復すると期待し、売上高が同2・0%増の9350億円と3期ぶりの増収を予想。最終利益も約2・5倍の32億円を見込む。