東北大は16日、仙台市宮城野区の幸町小(児童294人)で、減災をテーマに出前授業を行った。
同大災害科学国際研究所の今村文彦所長と、保田真理助手が講師を務めた。5年生55人が参加し、地震や津波が発生するメカニズムなどについて説明を受けた。
保田助手は安全確保の3原則として(1)物が倒れてこない(2)物が落ちてこない(3)閉じこめられない-を強調。「みんなが自分の命を自分で守れると分かれば、家族も安心して身の安全を確保できる」と呼び掛けた。
児童たちは台所や玄関などのイラストを使って、屋内の危険箇所をチェックしたほか、減災のノウハウを詰め込んだハンカチ「減災ポケット結(ゆい)」の活用法を学んだ。津波について、今村所長が質問に答えるコーナーもあった。